泌尿器科領域においては、前立腺がん、腎細胞がん、尿路上皮がん(膀胱がん、腎盂尿管がん)、陰茎がん、精巣腫瘍などの悪性腫瘍があります。
泌尿器科のがん
泌尿器科のがん

泌尿器科領域においては、前立腺がん、腎細胞がん、尿路上皮がん(膀胱がん、腎盂尿管がん)、陰茎がん、精巣腫瘍などの悪性腫瘍があります。
前立腺がんは、男性の膀胱の下にある前立腺という臓器に発生する悪性腫瘍です。近年、日本でも患者数が増えており、特に50歳以上の男性に多く見られ、男性で最も多く発生するがんです。
早期の前立腺がんは自覚症状がほとんどなく、健康診断やPSA(前立腺特異抗原)検査で偶然見つかることが多いのが特徴です。進行すると、尿が出にくい、排尿回数が増える、血尿などの症状が現れることがあります。
前立腺がんは比較的進行がゆっくりであることが知られており、初期のステージなら5年生存率も100%に近い値となっています。ただ、男性の部位別がん死亡数では肺がん、大腸がん、胃がん、膵臓がん、肝臓がんに続く6位(2023年)であり、決して放っておいても大丈夫な病気ではありません。早期発見、早期治療が重要です。気になる方や、健康診断でPSA高値を指摘された方は、お気軽に当院にご相談ください。
腎細胞がんは、腎臓にできるがんのうち、腎実質の細胞ががん化して悪性腫瘍になったものです。同じ腎臓にできたがんでも、腎盂にある細胞ががん化したものは「腎盂がん」と呼ばれ、腎細胞がんとは区別されます。
腎細胞がんと腎盂がんでは、がんの性質や治療法が異なるためです。
また、一般的に「腎がん」とは腎細胞がんのことをいいます。
腎細胞がんには、特徴的な症状がないため、小さいうちに発見される腎細胞がんは、他の病気のための検診や精密検査などで、偶然に発見されることが多いです。肺や脳、骨に転移したがんが先に見つかり、結果として腎細胞がんが見つかることも少なくありません。気になる症状がある場合には、早めに受診することが大切です。
腎臓でつくられた尿は腎盂、尿管を通り膀胱にためられたのち体外に排出されます。そんな尿の通り道の上皮に発生する悪性腫瘍として、膀胱にできる膀胱がんと、腎盂および尿管内にできる腎盂尿管がんがあります。
発生率は男性が女性の3倍と言われ、女性よりも男性がなりやすいとされています。また、60歳以上の高齢者や喫煙者、染料や特殊な化学薬品を扱う職業の方もなりやすい傾向があります。
「膀胱がん、腎盂尿管がん」によく見られる症状として次のものが挙げられます。
痛みを伴わない血尿で発見されることが典型的ですが、排尿痛や頻尿を伴ったり、腰や背中、わき腹の痛みが起こったりすることもあります。健康診断や人間ドックの尿検査で指摘された尿潜血の精査を進めると発見されることや、超音波検査で偶然見つかることなどもあります。
膀胱がんの診断には尿細胞診、超音波検査、膀胱鏡検査などを行います。中でも最も重要なのは膀胱鏡検査です。当院ではディスポーザブル軟性膀胱鏡を導入しております。患者様一人ひとりの安全性に配慮した低侵襲な検査を提供させていただきます。
精巣がんは精巣にできる悪性腫瘍です。
10万人当たりの発生率はおよそ1人で決して多くはなく男性の全腫瘍の1%程度です。
20-30歳代の男性においては最も多い悪性腫瘍といわれ、若年者に多いことが特徴です。また、生まれた時に精巣が陰嚢の中まで降りてこず、お腹の中にとどまったままになってしまう停留精巣という病気の方は、一般の方の3-14倍の頻度で、精巣がんになりやすいとされています。
「精巣がん」によく見られる症状として次のものが挙げられます。
初期症状は、がんができた側の陰嚢(玉袋)の腫れや睾丸のしこりです。痛みは伴わないことが特徴です。発見された場合はできるだけ早い手術摘除が重要です。
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